「轟轟戦隊ボウケンジャー」#24「初音の鼓」

#24「初音の鼓」
(脚本:小林 靖子/監督:坂本 太郎)

プレシャス「初音の鼓」を確保したボウケンジャー。
だがハザードレベルが低いため、元の場所へ戻すことに。
そんな中、菜月は謎の少年から宝物を探してほしいと頼まれる。
菜月は暁の協力を得て、宝探しを開始。
一方、さくらたちは、突然動き出した鼓の行方を追っていた。

「轟轟戦隊ボウケンジャー」#24「初音の鼓」
台本 役名 俳優・女優・声優/スーツアクター
「轟轟戦隊ボウケンジャー」台本 明石 暁/ボウケンレッド 高橋 光臣/福沢 博文
伊能 真墨/ボウケンブラック 齋藤 ヤスカ/今井 靖彦
最上 蒼太/ボウケンブルー 三上 真史/竹内 康博
間宮 菜月/ボウケンイエロー 中村 知世/蜂須賀 祐一
西堀 さくら/ボウケンピンク 末永 遥/中川 素州
高丘 映士/ボウケンシルバー 出合 正幸/日下 秀昭
牧野 森男 斉木 しげる
ミスターボイス 田中 信夫
少年 神谷 涼太
大神官ガジャ 大高 洋夫
ジャリュウ 西脇 保
ナレーション 太田 真一郎

台本と放送を比較しました(台詞やト書きの細かい違いは省略)。

  • シーン 1. 広場(夜)
    • 台本
      1. 舞台は広場
      2. カース達とボウケンジャーが戦っている。
        それぞれの武器で、カースを次々と倒していく。
        が、一匹のカースが、風呂敷に包まれた物を持って逃げる。
        レッド「待て!」
        レッドがカースを攻撃。
        倒れた拍子に飛んだ包みをキャッチするガジャ。
        レッド「ガジャ!」
      3. レッド「よし、任務完了だ。帰るぞ」
        歩き出す一同。
        イエロー「これ楽器でしょ?初めて見た」
        と珍しそうに見たりする。
        その姿が遠く見える一角——。
        青白い鬼火がポッと燃え上がり、少年の姿を形作る。
        突然、初音の鼓が一つ、カーンと高く鳴る。
        「え」と音を追うように視線をやる一同。
        しかし、既に少年の姿はなく——。
    • 放送
      1. 舞台は工場
      2. カット
        レッドがカースを攻撃。
        が、一匹のカースが、風呂敷に包まれた物を持って逃げる。
        レッド「待て! ブルー!
        ブルー「はいはい!ほらほら、こっちだよ!」
        ブルーが包みを奪う。
        ブルー「ピンク!」
        ピンク「はい!ちょっとちょっと、離しなさい!」
        ブラック「さくらねーさん!」
        イエロー「真墨!こっちこっち!」
        ブラック「落とすなよ、菜月」
        カース「グッジョブ」
        イエロー「グッジョブ……あー!」
        ブラック「何やってんだよ、菜月」
        イエロー「ごめんなさい」
        レッド「ガジャ!」
      3. イエロー「これ楽器でしょ?初めて見た」
        と珍しそうに見たりする。
        イエローが初音の鼓を一つ、カーンと高く鳴らす。
        「え」と音を追うように視線をやるイエロー。
        その姿が遠く見える一角——。
        青白い鬼火がポッと燃え上がり、少年の姿を形作る。
        しかし、すぐに少年の姿は消える——。
        レッド「よし、任務完了だ。帰るぞ」
        歩き出す一同。
        ブラック「ほら行くぞ」
        ピンク「行きますよ」
  • シーン 3. ミュージアム・サロン
    • 台本
      1. 入れ違いに帰ってきた真墨がドカッと椅子に座る。
        真墨「ったく、菜月の奴、今日、ミュージアムのガイド担当だってすっかり忘れててさ。 放り込んできたよ」
    • 放送
      1. 入れ違いに帰ってきた真墨がドカッと椅子に座らない。
        蒼太「よっ」
        真墨「ったく、菜月の奴、今日、ミュージアムのガイド担当だってすっかり忘れてて。 放り込んできたよ」
  • シーン 4. 同・通路
    • 台本
      1. 舞台は通路
      2. 少年「……××町の××山にある」
      3. 菜月「え……、ねぇ!ちょっと、僕!」
        廊下を少し行くが、誰もいない。
        真墨の声「イタズラに決まってんだろ」
    • 放送
      1. 舞台は展示場
      2. 少年「うん、北野町の三本松(以下同)にある」
      3. 菜月「え……、ねぇ!ちょっと、僕!」
        廊下を少し行くが、誰もいない。
        カット
  • シーン 5. 同・サロン
    • 台本
      1. 真墨「本気にするな、そんなもの」
      2. 追いかけようとする真墨のを押さえる暁。
        暁「俺が行こう。お前はそろそろ、子離れしないとな」
        ぷいっとそっぽを向く真墨。
    • 放送
      1. 真墨「どうせイタズラだろ。 本気にするな、そんなもの」
      2. 追いかけようとする真墨のを押さえる暁。
        暁「俺が行こう。お前はそろそろ、子離れしないとな」
        ぷいっとそっぽを向かない真墨。
  • シーン 9. 街中
    • 台本
      1. 菜月と向かい合う暁。
        暁「お前な、知らない人間に簡単についていくな。 全員が真墨みたいなわけじゃないぞ」
      2. 菜月「!菜月が……(嬉しい)よーし、宝探しに出発!」
        暁「了解」
      3. 地図を睨みながら歩く菜月と、ついていく暁。
      4. 抜けきった後、菜月は宣伝ティッシュとチラシだらけ。
      5. 途中、荷物の多いおばあさんを助ける。
      6. 若者に絡まれた元の場所に立っている菜月、暁。
        菜月は呆然、暁は苦笑。
      7. 少し離れた場所に、薄くなった少年の姿が見える。
        少年の声「お願い……急いで……」
    • 放送
      1. 菜月の隣に立つ暁。
        暁「お前な、知らない人間に簡単についていくな。 全員が真墨みたいなわけじゃないぞ」
      2. 菜月「!菜月が……(嬉しい)よーし、宝探しの旅に出発!」
        暁「了解」
        物陰で少年が頷く。
      3. 地図を睨みながら歩く菜月と、ついていく暁。
        菜月「もう!」
        暁「お前が謝れ」
        菜月「ごめんなさい」
        菜月、柱にぶつかる。
        菜月「ごめんなさい」
      4. 抜けきった後、菜月は宣伝ティッシュとチラシだらけ。
        菜月「こんなにもらっちゃった」
      5. 途中、荷物の多い親子を助ける。
      6. 若者に絡まれた元の場所に立っている菜月、暁。
        菜月「あれ、戻ってきちゃった」
        暁「あーあ」
        菜月は呆然、暁は苦笑。
      7. 少し離れた場所に、薄くなっていない少年の姿が見える。
        少年の声「お願い……急いで……」
  • シーン 10. 寺・門
    • 台本
      1. 声「初音の鼓がぁ!」
        さくら・蒼太「?!」
        と、振り返った二人の間を初音の鼓が飛び抜けて行く。
    • 放送
      1. カット
        さくら・蒼太「?!」
        と、振り返った二人の間を初音の鼓が飛び抜けて行く。
  • シーン 12. 街中
    • 台本
      1. 暁「わかった、応援に行く」
        暁も踵を返すが、じっと考えるような菜月。
        暁「どうした?」
        菜月「チーフ…… (決意)菜月、このままあの子の宝探しちゃだめかな。 あの子、ホントに真剣だったよ。 ホントに大切なものなんだと思う。 菜月、どうしても——」
      2. 改めて菜月が駆け出す。
        菜月の M「チーフ、ありがとう。菜月、絶対、宝物見つける!」
      3. だが、顔出し着ぐるみに風船を持った姿である。
        後ろで男が一生懸命風船を膨らませている。
        男「頼むよ〜、千個配るって契約なんだから」
        暁「あ、はい。(と配る)どうぞー、はい、どうぞ
        にこやかに風船とチラシを配る。
        それを呆然と見ているのは、通りかかった映士。
        映士「……お前、何やってんだ?」
        暁、映士にも風船を渡すと、ポンとその肩を叩く。
        暁「いい所に来たな、映士」
    • 放送
      1. 暁「わかった、助けに行く」
        暁も踵を返すが、じっと考えるような菜月。
        菜月「チーフ」
        暁「どうした?」
        菜月「(決意)菜月、このままあの子の宝探しちゃだめかな。 あの子、ホントに真剣だったよ。 ホントに大切なんだと思う。 だから菜月、どうしても——」
      2. 菜月「チーフ、ありがとう。菜月、絶対、宝物見つける!」
        改めて菜月が駆け出す。
      3. だが、熊の着ぐるみに風船を持った姿である。
        後ろで男が一生懸命風船を膨らませている。
        男「おい、できたぞ」
        暁「あ、はい」
        男「しっかり持ってな。頼んだよ」
        暁「はい。しっかり持ってね。バイバイ」
        にこやかに風船を配る。
        暁、通りかかった映士の腕を掴む。
        暁「いい所に来たな、映士」
        映士「え?」
  • シーン 13. 林 - (1)
    • 台本
      1. さくら「蒼太君、あそこ!」
        木々の間を飛ぶ鼓が見える。
        蒼太「いた!」
        さくらがアクセルラーで鼓を見る。
        さくら「ハザードレベル 100、上がってます!一体どうして」
      2. 真墨「あそこだ!」
        木の上に初音の鼓がある。
        真墨「どうなってんだ、一体」
        さくら「わかりません」
        三人は包囲するように木に迫る。
      3. 木の葉の中から鼓の音に合わせて現れるカース達。
        真墨「カース!」
        蒼太「じゃあ、ガジャがまた狙って——」
        さくら「いえ、こっちにはダークシャドウが!」
        後ろにダークシャドウの怪人数体がいる。
        さらに、ジャリュウ一族の姿も。
        真墨「何だ……?手を組んだってのか?」
        怪人達が一斉に襲い掛かる。
        三人「ボウケンジャー、スタートアップ!」
        ジャンプして避けながらの変身。
        着地と同時に、数体を攻撃。
        すると、たちまち木の葉となって消滅する。
        ブラック「ん?!」
        ブルー「あの鼓が木の葉を使って作り出してるってわけ?! 狐か狸だね、まるで!」
        鼓がまた逃げ出す。
        追おうとするピンクとブルーだが、鼓が鳴る度に新たに怪人達が現れる。
        ブルー「まだ出るわけ?!」
    • 放送
      1. カット
        さくらがアクセルラーで鼓を見る。
        さくら「ハザードレベル 100、上がってる!一体どうして」
        蒼太「さくらさん!何やってるんですか、早く」
      2. さくら「ブラック」
        真墨「あそこだ!」
        木の上に初音の鼓がある。
        真墨「どうなってるんだよ」
        さくら「わかりません」
        カット
      3. 木の葉の中から鼓の音に合わせず現れるカース達。
        真墨「カース!」
        三人「レディ!ボウケンジャー、スタートアップ!サバイバスター!」
        ジャンプせず避けずに変身。
        数体を攻撃。
        すると、たちまち木の葉となって消滅する。
        ブルー「しつこいガジャめ、また鼓を狙って——」
        ピンク「いえ、こっちにはダークシャドウとジャリュウも!」
        右手にダークシャドウの怪人数体がいる。
        さらに、ジャリュウ一族の姿も。
        ブラック「何だよ?手を組んだってのか?」
        怪人達が一斉に襲い掛かる。
        三人「サバイブレード!」
        ブルー「木の葉?まさか、あの鼓が木の葉を使って作り出してるってわけ?! 狐か狸だね、まるで!」
        カット
  • シーン 14. 街
    • 台本
      1. 着ぐるみの暁と映士が風船を配っている。
        暁「どうぞー、明日開店でーす」
        映士「(感情なく)どうぞー」
        暁「後 50 個。頑張れ、映士。あ、はーい、どーぞー」
    • 放送
      1. 着ぐるみの暁と映士が風船を配っている。
        暁「映士」
        映士「ああ」
  • シーン 16. 林 - (2)
    • 台本
      1. ブルー「おっと!
      2. ブラック「ごった煮もいい所だな」
    • 放送
      1. ブルー「もう逃さないよ!
        ピンク「待って」
      2. ブルー「またか。あーあ、出てきちゃった」
        ブラック「ごった煮もいい所だな」
  • シーン 17. 開発地
    • 台本
      1. 少年の声「このずっと下にあるんだ、僕の……」
        やがて菜月が立ち上がる。
        菜月「ボウケンジャー、スタートアップ!」
    • 放送
      1. 少年の声「このずっと下にあるんだ、僕の……」
        菜月の M「菜月が……菜月が絶対見つける」
        やがて菜月が立ち上がる。
        菜月「レディ!ボウケンジャー、スタートアップ!」
  • シーン 18. 林 - (2)
    • 台本
      1. 牧野の声「あの、お取り込み中の所、何ですが……
    • 放送
      1. 牧野の声「あの、お取り込み中の所、申し訳ありませんが……
  • シーン 20. 林
    • 台本
      1. 一同が「えぇ?!」となる。
        イエローの声「轟轟合体!」
    • 放送
      1. 一同が「えぇ?!」となる。
        イエローの声「ゴーゴービークル発進!」
        ブラック「おい」
        イエロー「轟轟合体!」
  • シーン 21. 開発地
    • 台本
      1. イエロー「完成!ダイボウケン!」
        と、ポーズ。
        イエロー「ゴーピッカー!」
        ダイボウケンが地面を掘り始める。
        ブラックの声「菜月!何バカな事してんだ! こっちはプレシャスだぞ、すぐ来い!
        イエロー「ゴースコッパー!」
    • 放送
      1. イエロー「ダイボウケン合体完了!」
        と、ポーズ。
        イエロー「ファーストギア・イン!ゴーピッカー!」
        ダイボウケンが地面を掘り始める。
        ブラックの声「菜月!何バカな事してんだ! お前一人で長時間の操縦は無理だ。 負荷が大きすぎる
        イエロー「うるさい。 次はゴースコッパー! うわ!
        イエローの変身が解除される(以下、台本のイエローは全て菜月)。
  • シーン 22. 林 - (2)
    • 台本
      1. レッド「俺達、最近ハザードレベルの数字だけで、宝を判断しすぎてたんじゃないか」
        ブラック「……」
        戦うブルーとピンクも、無言で聞いている。
    • 放送
      1. レッド「俺達、最近ハザードレベルの数字だけで、宝を判断しすぎてたんじゃないか」
        ブラック「……」
        戦うブルーとピンクも、無言で聞いていない。
  • シーン 23. 開発地
    • 台本
      1. スコッパーで掘るダイボウケン。
    • 放送
      1. 菜月「菜月が絶対にあの子に……」
        スコッパーで掘るダイボウケン。
  • シーン 24. 郊外
    • 台本
      1. ブルー「お、おい、あれ……!」
        手を振りながら女の子走りで来るダイボウケンが見える。
        イエロー「みんなー、遅くなってごめーん!」
        ブラック「菜月!」
        レッド、怪人一体をパンチで倒す。
        レッド「どうやら、宝は見つかったようだな」
        ブラック「……
        イエロー「待ってて、今、ダイボウケンでやっつけるから
        ダイボウケンに驚く怪人達。
        イエロー「いくよー、アドベン——」
        いきなりダイボウケンが蹴躓く。
        イエロー「あ!」
        ジタバタ腕を振り回すダイボウケンだが、バランスを崩して倒れていく。
        イエロー「きゃー!どいてー!」
        ブラック「うわぁ!」
        シルバー「逃げろ!」
      2. レッド達「あ」
        ダイボウケンの下から木の葉が大量に舞い……。
        葉っぱの中からはい出す暁、さくら、蒼太、真墨。
    • 放送
      1. レッド「何だ、これは」
        ブルー「ちょ、あれ……!」
        手を振りながら女の子走りで来るダイボウケンが見える。
        菜月「おーい、みんなー、遅くなってごめーん!」
        ブラック「菜月!」
        レッド、怪人一体をパンチで倒さない。
        レッド「どうやら、宝は見つかったようだな」
        ブラック「宝?
        菜月「よーし、いくぞー!
        ダイボウケン、両拳で怪人達を叩く。
        菜月「イエー!」
        ダイボウケン、両脚で怪人達を踏む。
        菜月「やっちゃえ、やっちゃえ!」
        ブルー「菜月ちゃ……」
        菜月「よーし、とどめはアルティメットダイボウケンよー!アルティメットダイボウケン合体完了!」
        ブラック「アルティメットダイボウケンまで!」
        菜月「飛びます!」
        ピンク「ちょっと何する気!」
        菜月「アルティメットブラスター!」
        ブラック「菜月のバカ野郎!勘弁してくれよ!いい加減にしろよ、菜月」
        菜月「どんなもんだい!うわぁ!」
        ブラック「危ない」
        菜月「倒れます!うわぁ!みんな、どいてー!」
      2. カット
        ダイボウケンの下から木の葉が大量に舞い……。
        走って来る暁、さくら、蒼太、真墨、映士。